ソウル・エデュケーション

広く浅く、趣味の味わいを探求するブログ

スタートレックはスターウォーズと何が違うんじゃ!という動画を公開しました

アメリカのSF界の2枚看板、「スタートレック」と「スター・ウォーズ」。 似ているようでまったく似ていない、両者の違いについて、歴史的な考察も含めて私見を述べる動画を公開しました。 動画は以下から。 そもそも私はしゃべりが下手ゆえにブログを書いて…

アベンジャーズなんて実写化できるわけないんじゃ!という動画を公開しました

今やハリウッド映画界のみならず、ポップカルチャー界の一大旋風となったMCU。 中でもその代名詞的な『アベンジャーズ』について、妻を相手に語る動画を作りました。 今でこそ、当たり前のようにマーベルヒーロー大集合映画が量産されていますが、90年代以…

スタートレック:ピカード シーズン2総括 どうやらこれは「おくりびと」らしい。

ピカードとQの長年にわたる「テスト」の結末。 シーズン2の総括と、私なりの評価をまとめます。 総評:ドラマがあまりにミクロで、「水増し」感がすごい。 大きなネタを、これでもかと重層的に展開した序盤 テーマの散乱の中に潜む、思想性の欠如 ピカードと…

『007は二度死ぬ』これぞ「トンデモ日本」のクラシック。

ついに来たるはトンデモ日本。忍者に相撲に天守閣。 平和な漁村に魔の手がせまる。 予算はA級、ノリはB級。 ボンドがやらねば誰がやる。 ショーン・コネリーファンから見た『二度死ぬ』 トンデモ日本ファンから見た『二度死ぬ』 特撮好きから見た『二度死ぬ…

『007/サンダーボール作戦』スパイ映画は”水面下“で動く

世界の滅亡まで、わずか7日。 核爆発を防ぐため、我らの007が海を駆ける。 核兵器をめぐる、文字通り"水面下"のスパイ劇 過去イチ、気合の入った撮影 すごいセットシリーズ:スペクター会議室 悪役の鑑:『エミリオ・ラルゴ』 ボンドガール:『ドミノ・ダー…

『007/ゴールドフィンガー』ゴールドだけに金字塔、と呼ぶならば

一言でいえば能天気。だからこそ、未だに語り継がれる金字塔。 好事家にとっては抗いがたい。それが『ゴールドフィンガー』。 長寿キャラクター『ジェームズ・ボンド』の転換点 退廃と戯画、アダルトとおふざけ 恐れていたゴールドフィンガーの金相場吊り上…

『007/ロシアより愛をこめて』大人の007はオリエント浪漫の香り

東西両方を手玉にとり、ジェームズ・ボンドを狙う謎の組織スペクターの罠。 イスタンブールを発つオリエント急行の異国情緒が、大人のスパイ活劇を演出する。 活劇ではなくロマン映画 東西両陣営を手玉にとる敵組織「スペクター」 西ヨーロッパから見た「オ…

『007/ドクター・ノオ』まるで60年代の世界史の縮図

記念すべきシリーズ第一作を支えるのは、ジェームズ・ボンドの男性的エネルギー。 そして、現実の歴史とフィクションが交錯する様子は、さながら60年代の縮図のごとし。 007シリーズへの偏見 最初のボンド映画、その運命 紫煙をくゆらせながらの顔見せ。『ボ…

スタートレック:ローワー・デッキ シーズン1総括:たまに食べるジャンクフードは至福の味

待望の『アニメ版スタートレック』はファンサービス満載のコメディ作品。 その楽しさとお気楽さ、まるでジャンクフード。 『スタートレック:ローワー・デッキ シーズン1』先立って動画で語らせていただきましたが、文章で少し違う角度でまとめてみます。 半…

スタートレック:ローワー・デッキ シーズン1のレビュー動画を公開しました

遂に覚悟を決めて鑑賞しました『ローワー・デッキ』。 個人的には期待を上回る面白さでした。 公式パロディとして秀逸で、 TOS、TNG、そしてまんが宇宙大作戦(TAS)ネタも豊富。 フリートークでその魅力を語る動画を作りました。 後日記事に起こすかもしれ…

スタートレック:ディスカバリー シーズン3総括 スタートレックは『人類未踏の宇宙』に踏み出せたか

前人未踏の32世紀で、ディスカバリーはどんな世界を切り拓いたのか。 スタートレックは、新たな地平へ漕ぎだしたのだろうか。 面白すぎた、シーズンの開幕戦 ついに完結した、スタートレック:ディスカバリー シーズン3。 以前に3話までの時点での感想を書き…

さあ、エレキギターを弾こう。『YAMAHA PACIFICA 112V』レビュー

お題「#買って良かった2020 」 結論から申しますと、あなたがもしエレキギターの購入を考えており、安価で練習しやすくて、後悔しない楽器を求めているなら、たぶん『PACIFICA 112V』はベストな選択肢です。 私はギターは弾けるっちゃあ弾けますが、基本的に…

『来る』赤ちゃんを授かって初めて観た映画は、ネグレクト・ホラー映画でした

念願の赤ちゃんを授かったと思った矢先、それと知らずに見たホラー映画が、じつは親子の悲劇を描いた作品だった件。 いかにして、喜びに冷や水をかけられる羽目になったか 親になる予定の人にとって、もっとも恐ろしい映画 『オムライスの歌』を許せるか?子…

自称・ホラー好きの妻と『CUBE(キューブ)』を観る

私の妻は、『SAWシリーズを全部観た』を根拠に、ホラー映画好きを名乗っている不届者です。 その妻と一緒に、私のおすすめ映画『CUBE(キューブ)』を観てみました。 本作は、カナダのインディペンデント系サスペンスホラー映画。 低予算ながら、魅力あふれ…

スタートレック:ディスカバリー シーズン3インプレッション

ついに真骨頂を見せた?U.S.Sディスカバリーの新たな船出 ※『スタートレック:ディスカバリー シーズン3』の3話までの感想です。 ※3話時点までのネタバレが含まれます。 32世紀という、新たな地平 ヒューマンドラマ的な地盤ができてきた 牧歌的、融和的なムー…

『sakusaku』の思い出

sakusakuという番組 果てしなく意識の低いパペット、増田ジゴロウ 木村カエラという存在と人気爆発、そして悲劇。 同志の死は、伝説を作る sakusakuの今 リスペクト宣言 かつて『sakusaku』というテレビ番組がありました。平日朝の帯番組でありながら、一時…

我々は『オタク飽食の時代』をいかにして生き延びていくか

飽食すぎて美味しんぼ化するオタク業界。旧世代の生きる道は。 「好きなものを好きでいることがつらい」日が来た こうなったきっかけは『恵まれすぎている』から オタクは『飽食の時代』に差し掛かっている つまりオタクは『美味しんぼ』化しているのではな…

初見の妻と昆虫軍団に挑む『スターシップ・トゥルーパーズ(1997)』

謎のYouTubeチャンネル『ホームムービーじゃ』、 新作動画を公開しました。 ネタバレ自重せず、「すでに鑑賞済みの方と映画体験を分かち合う」目的で撮っております。 基本バーホーベンのファンである私ですが、とくにフェイバリットなのが『スターシップ・…

アメリカ?よく知ってるよ。映画で見たんだ。

なに、アメリカのことを知っているかって? もちろん、よく知ってるさ。 アメリカ合衆国。ユナイテッドステーツオブアメリカ。USA。 こう見えても俺は、わりとアメリカの映画を見てきたクチなんだ。 実際に行ったことはないが、よく知っていて当然だよ。 ア…

初見の妻に『トータル・リコール(1990)』を観せてみた。あるいは、家で映画を観るということ

『トータル・リコール』の1990年版を、妻と一緒に鑑賞する動画です。

制作決定!『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』の意義とエモさについてゆる語りする動画

ついに制作決定した、ディスカバリーからのスピンオフ、 『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』。 あのパイク船長、ナンバーワン、そしてスポックが帰ってきます。 そのニュースについて語りたかったのですが、 今回はいつもとは趣向を変えて、…

スタートレック:ピカード シーズン1総括 残酷で美しいが、少し「しこり」も残る

新スタートレック、18年ぶりの新作がついに完結! シーズン1の総括と、私なりの評価をまとめます。 『新スタートレック』18年ぶりの再始動 総評:シリーズを通じて 解説:スタートレックとリアル世界 解説:スタートレックの描くユートピアを、どう解釈する…

『信長の野望』は、やさしい世界

ヌルいSLG愛好家が、ようやく足を踏み入れた約束の地。 仰々しいタイトルとパッケージを畏るるなかれ。 思いのほか、『やさしい体験』が待っている。 恥の多いシミュレーション歴 ことのおこり 信長の野望、とは まずはプレーしてみる 織田家はつよい(小並…

タイ国立鉄道は、やっぱり異国の楽しみ方の極致(Vlogやってみました)

昨年にタイ王国を旅行した時、偶然出会った『タイ国立鉄道』は、あまりにも味わい深く、強烈な印象を残しました。 その時の記事はこちらです。 で、今年も少しだけ味わってきました。 前回は本当に予期しない出会いだったので、わずか2駅しか乗車することが…

『タイ王立空軍博物館』航空ファンにたまらないタイの隠れスポット

昨年のタイ旅行で、異国情緒満載の『タイ国有鉄道』に遭遇するという、じつに味わい深い体験をしました。 その時の記事はこちら。 それでですね。 今年も行ってまいりました、タイ王国。 そして今回ご紹介するのは、『タイ王立空軍博物館』です! エントラン…

映画『ロード・オブ・ザ・リング』を10倍楽しむガイド

今回は、『映画は好きだけど世界設定はよく知らない』という方へ、映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作をもっと楽しんでもらうための予備知識をお届けしたいと思います。 解説すべき点は数え切れないほどあるのですが、今回は入門篇ですから、ポイントを1…

『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』は、SW信者にとって「踏み絵」かもしれない

新三部作の完結編は、スター・ウォーズで育った僕らに、現実を突きつけてくる。 今こそ、シリーズへの信仰を試される分水嶺。心して観ましょう。 前作までの記事 『フォースの覚醒』 『最後のジェダイ』 【※I've got a bad feeling about this! 】 (ネタバ…

ベースレビュー:YAMAHA BB735A 初5弦、初PJ、初アクティブ。

私は音楽好きで、エレキギターとベースをかじっています。 とくにベースに関しては、中学のブラスバンドをきっかけとして、大学ではロックとジャズの2つのバンドでエレキベースを弾きました。 腕前のほうは、褒められたものではありませんけども。 数ヶ月前…

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、またの名を『ゴジラ狂の詩』

ゴジラマニアが偏執的な情熱をもって作り上げた『異形の映画』。 パラノイアゆえの巨大なカタルシスに圧倒されるが、平成VSシリーズの負の遺産を受継ぐ側面も。 ※例のごとく、ネタバレへの配慮は一切ございません。 常軌を逸した映画 長年にわたって熟成され…

旅先で最高にエモい「タイ国有鉄道」に遭遇した話

鉄道に関して思いきり「にわか」である私が、異国の地・タイ王国で偶然「エモい」としか言いようのない体験に出くわしました。 今回はその体験を通じて、「鉄の入り口」を垣間見たという話です。